Ricoriss リコリス

女性の「生きる」を創造する

まるで当たり前?自分ばかりが負担を負う、ストレスから逃れるために

なぜ自分ばかり?

 
他者と比べ、負担を負う状況が多かったり
 
それがまるで「当たり前」のような雰囲気に
ストレスを感じている。
 
 
今回は仕事でも私生活でも
どうも負荷を負っている
気がしてならない方へのお話です。
 
 

昔、タイで

 
子象と記念撮影をしたことがあります。
 
 
その子象は、撮影待ちの観光客の列の先に
尻もちをつくように、座らされていました。
 
 
笑いながら、象と写真を撮る人々を眺めて
数10分後。
 
ようやく自分たちの撮影の順番がきて
子象の横に立つよう、言われたのですが
 
 
その瞬間、ドキリとしました。
子象とはっきり、目が合ったのです。
 
青空と象
 
タイの観光、愛らしい子象と写真撮影。
 
現地では、よくあるツアー内容なのでしょうが
マスコット的に愛でられていた象と
目が合った瞬間
 
 
「この子には感情があり、生きている現実」
ふいに目が覚めました。
 
 
と、その瞬間 子象が突然、逃走。
 
呆然としていると
子象は、数10メートル走りだした後
急に立ち止まり、用を足しだしました。
 
木陰に隠れる象
 
「あ…トイレに行きたかったのか…」
 
 
その後、子象はタイ人のスタッフに
棒でつつかれながら、戻ってきて
また同じ位置に、座らされました。
 
 
放心状態の自分を、置いてきぼりにするように
写真撮影は再開されましたが
 
もう他の観光客のようには笑えず
どんな顔して、子象と向き合えばいいのか
わからなくなりました。
 
 
トイレに行くのもままならず
同じポーズで撮影し続ける、子象の幸福感が
はたして守られていたのかは
 
今でもわかりません。
 
 

私たちも、あの子象のように

 
自由は制限され、代わりに何かを背負わされ
 
気がつくとそれが
当たり前になっている状況はあります。
 

 
幼い頃から、人の面倒をみたり
ケアする役割を担うことが多いと
 
大人になっても、職場や対人関係で
その延長のような立場を
背負ってしまうことは多い。
 
 
実質的なスキルもある分、適役だと見なされ
 
気がつくと
抜け出したくても、逃げられない状況に
はまっている状況は多くあります。
 
 
「自分以外にできる人はいない。仕方ない」
 
課せられた仕事を、実直にこなし続けても
かならず限界はやってきて
 
ある時、善意や責任感に包まれていた
彼・彼女に、壮絶な疲れや、怒りが湧き上がり
 
 
ふと気づくのです。
 
 
「なんだよこれ。自分はどれだけ苦労してても
周りはまったく、気にしちゃいない。
 
私のことはいつだって
ないがしろじゃないか」

 

 
自分の権利に目覚める時はいつでも
壮絶な怒りがやってきます。
 
 
ですがその怒りは
不当に飼い慣らされているような状況から
「自分を解放させる力」
変換させていく必要があります。
 
 
そしてこういった状況下では、もう1つ
 
「自分に問いかけること」があります。
 
 
 

「私がやらなきゃ」を捨てられる?

 
同情心や責任感が強いと
 
周囲を切り捨てるのが難しく、結果的につい
救いの手を、差しのべてしまう場合があります。
 
 
そしてやたらと、苦労性の方の場合は

だって結局、私がしないと
全て私にかかっている
私が助けないと終わってしまう

 
といった観念を
無意識的に握りしめていないかを
問いかけてみて下さい。
 
 
というのも、こういった思いが意識の底に
鎮座している限りは
 
「私が介助しないと、全てが終わる状況」
つきまとうように、人生で発生し続けます。
 

 
時に、人より比重のかかる業務を
こなさなければならない状況はありますが

  • それが長期的に続いていたり
  • 幸福感も何も感じず、ただただ
    干からびているような自分がいるなら

私がともかく、引き受けないといけない
 
この一見
善良に思える呪縛にかかっていないか
自分に問いかけてみてください。

 
 
誰が1人が身を投げずとも
世界が回っていく方が健全で
 
そのためにはそれ以上
自分からあえて、手を出さない決断も必要です。
 
 
とは言っても
「そんなこと言ったって、結局
自分がやらなきゃいけないんだから」

 
同じ状態に、引き戻され続けるかもしれませんが
 
 
意識の上で「結局、自分がやらねば」の想念から
いかに自由になれるかは
 
 
実は隠れた鍵となっています。
 
 

タイで出会った子象は

 
観光客との写真撮影によって
生計を立てているのでしょう。
 
 
この子はあとどの位
写真を撮り続けるのだろう。
 
子象との記念写真の自分は
焦点の定まらない顔を浮かべていました。
 

 
あの日、トイレに駆けだしたあの子象が
 
そのまま駆けだして行けたら
どうなるだろうと、想像します。
 
 
深層意識をあつかう、カウンセリングは
 
鎖で繋がれてしまったような象が
「自分の生活なんて、こんなものだ」
諦めてしまった世界に
 
 
もう一度手を伸ばす力を、思い出すためのもの。
 
 
「本当はこう生きていきたいんだ」
と願う場所へと
駆けていく力を、育てるためのものです。
 
 

 
子象の後ろには、木の棒を振りおろしながら
「戻ってこい」と叫ぶ人間がいて
 
 
けれど象はそのまま
自分を制約するものはない地へと駆けていく。
 
 
そこは「自由」と呼ばれる場所ですが
そこには象牙を狙うハンターもいれば
命懸けの生存競争があり
 
自由は自分を救ってくれる
優しいだけの場所ではありません。
 
 
 
けれど駆けて、駆けて、駆けぬけて
 
 
その目に映るのが
自分をせっつく、木の棒でも
自分を憂う、人間の顔でもなく
 
 
際限のない空の、青の青だと願います。
 
 

 
 
 
 
 

もやし
ぼくも一緒に走るよ
ねぎ
ジャマだよ

 

最後に、オンライン・カウンセリング


 
今の状態から、少し気持ちを離したい。
自分を癒す、静かな時間を持ちたい。
 
 
小休止が必要な方は
今思っていること、感じていることを
丁寧に紐解いていく、オンラインコースをどうぞ。
 
 
自分自身に、思いを馳せながら
「これから」を探っていく
 
オンライン・カウンセリングコースです

オンラインカウンセリング


 
 

 
 

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