「思いやりがないよね」
と、ストレートに人に指摘されてしまったり
- 自分では思いやっているつもりでも
- どうも思いやりが足りないらしく
人間関係がうまくいかない方へ
「思いやりの力」を高めるために
まず自分自身に意識を向けるお話です。
ちなみに「思いやり」とは?
【思いやり】
自分の行動・言葉が、どう他者の感情に
影響を及ぼすかを、考えられること
vocabulary.com
もし「自分の思いやりの力は弱い」と
感じている方は、大切なのは
「自分で自分を、思いやる力をつける」
その力の底上げに、尽きるのかもしれません。
と言っても「自分を思いやる」その概念自体に
戸惑いを覚える方もいるでしょう。
ですがなぜ「自分を思いやる力」の
底上げが大切かというと
自分で料理を作れない人が
他者に料理を教えられないのと同様に
自分で自分を思いやる感覚が曖昧な場合
思いやりを人間関係で発揮しずらいからです。
よってまず、最初に取り組むべきは
自分が自分にかける
「思いやりの質」を高めること。
その質は他者への思いやり力を
育てる上での、基盤となります。
そして「自分への思いやり」とは例えば
- 納得いく形で、仕事ができた時や
- 疲れた自分をいたわった時など
自分の小さな言動に気づき
「よくやった」と認められる姿勢です。
というのも、他者に対する思いやりは
- 起こった出来事に気づけて
- それを踏まえ
配慮ある言動を相手に返す
必ずこのプロセスを辿るため
まずは日常で
「自分が行う行為」に客観的に気づき
その行為に対して
肯定的な眼差しを向けることが大切です。
フォローの力も大切
また「自分に対してフォローできる力」も
力になります。
たとえば
- 自分の身に悲しい出来事が起きたら
「これは悲しいよね」とフォローを入れたり - 許せない出来事が起きたなら
「これはひどいよね」など反応できる
大きな感情の波が起きた際
その思いを受けとめ、置いてけぼりにしない。
それが自分に対し、フォローができる力です。
その自己フォロー力がついてくると
他者が喜怒哀楽を表している際でも
「一体どういう言動をすれば、相手の気持ちが
和らいだり、少しでもマシになるのか」と
相手の状況や感情に気持ちを馳せられる
思いやりの基礎力が芽生えてきます。
けれど思いやりに正解はない
日々、自らを思いやる力をつけ
実際それを誰かに差し向けたところで
「違う、私が欲しいのは
そういうのじゃない」と
懸命に差し出した思いやりさえ
はねのけらてしまうかもしれません。
そうなっても、傷ついた自分を温め
必要な時に、自分自身に他者に
思いを注げる力を地道につけておく。
この記事を読んでいる方の中には
「自分には思いやりがないのでは?」と
感じている方がいるかもしれませんが
こうして自らを省みている時点で
他者を思いやる際に必要な、客観性があります。
客観性や観察力がないと
他者への配慮はできません。
思いやりは、誰も気づかないことを
かぎとれる感性であり、知性です。
それらは自分で鍛えていこうと
意識した時から、身についていきます。
どんな人でも、人間関係で苦労したからこそ
礼節をわきまえるようになるし
後悔や罪悪感、苦しい思いが
本来、戻るべき道へと
自分を戻してくれることもある。
自分に対し、こころからの慈しみや
思いやりの思いを持てるなら
それを他者に差し出すのは
以前より、困難ではなくなります。
まずは自分に、そして周囲に。
内側から温めることから始めて下さい。
最後に、オンラインコース
後悔や悲しみは時折、際限なく
私たちのこころの内側を荒らし続けます。
オンラインコースでは、普段こころの内に
埋もれがちな感情や、思いを吐き出し
「どうすることが
今の自分としては納得がいくのか」
自分にとって、最善の方向性を探っていきます。
自分を深く見つめ直したい、
気持ちを一旦リセットしたい方は
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