計画通りに行かない
こんにちは。Ricorissの、Ricoです。
みなさんは、行動をおこす前に
計画を立てる方ですか?
以前、美術学校に通っていた時に
友人が、ある観察結果を教えてくれました。
「作品を作る際、プロセスが男女で違う」
というのです。
完成するものは、計画通りのもの
感性の赴くままに作る。完成品は
当初の計画から、異なる場合がある
もちろん性格によっても異なるでしょうが
今回はどちらかというと「男性側」
計画通りに物事を進めているのに結果がでず
ストレスや疲れを感じている方へ。
「注がれるもの」のお話です。
「計画外のもの」を受け入れらるか
これもまた、美術学校での話ですが
ある課題で、絵を描いている時に
濃い色の絵の具を誤って
キャンバスに落としてまったことがありました。
「あー、早く元に戻さないと…」と思うものの
その日はなぜか、すぐ修正する気にならず
「この偶然に落ちた絵の具の上に
絵を描いたら、どうなるんだろう」と
好奇心半分にそのまま
絵を描き続けたことがありました。
そうして完成した作品を見て、驚きました。
誤って落とした、濃い色の絵の具のおかげで
普段よりもはるかに、深い世界観の作品に
仕上がっていたのです。
「想定外の色を落とす」
当初の計画には、なかった要素。
けれど偶然の要素によって
不思議な深みを作品に与えられるのだと
その時に学びました。
小説家や創作活動をしている方が
これと似た話をしているのを
聞いたことがあります。
「傑作は当初、想定していなかった部分に
自分以外の力が添えられ
作品と共に働いた時に、生み出される」
そして「自分以外の力」が働くことは
人生で案外、ある話です。
たとえば
- 「あの時、偶然電車が
遅延したから出会えた」とか - 「偶然あの本を目にしたから
今に繋がっている」など
自力では生み出せない、プラス・アルファの力
人生に不意に「注がれる力」が
私たちの歩みを
意外な形で支えてくれることはあります。
もし今、計画通りに物事が進まず
途方に暮れている方は
もしかすると、その計画の外側に
「注がれる何か」があるかもしれないことを
少し意識に留めていくと、いいかもしれません。
「注がれる」ためには
このボトルはオーラソーマ、77番
「カップ」というボトルです。
このボトルは「誤って落ちた絵の具」のように
「予期せず注がれる何か」に関連しています。
自分の願った通りに、物事が進まない時は
「これまでかな」と、活動の火種を
消したくなることもあるかもしれません。
ですが「注がれる何か」は
私たちの計画や想像を、はるかに超えていて
どんな働き方、出方をするかはわからない。
また「注がれる何かは」は
待ちさえすれば、必ずやってくる訳でもないし
「ここに注いでおくよ」と教えてもくれません。
私たちが「注がれる何か」に気づけるのは
固定概念を緩ませて
「注がれるもの」を受け取るための
精神的な余白を、残しておける時です。
全てをがむしゃらにコントロールせず
自分にやれる分量をこなしたら
あえて「降り注がれるもの」を待ってみる。
その時やってきた、意外な何かによって
予期せぬ活路が開くかもしれません。
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