カウンセリングで、大切にしたいこと
こんにちは。Ricorissの、Ricoです。
みなさん、カウンセリングやセラピーを
受けたことはありますか?
今回は、心理系のカウンセリングや
セラピーに興味がある方へ。
セッションを受けるにあたって
留意したい、大切な3つのお話です。
①1人時間は大切
カウンセリングを受けると、時として
無意識に沈んでいた、感情や思いが
表出してくる場合があります。
それは大きな怒りや、悲しみなど様々ですが
それらの感情の潜伏期間が、長期であるほどに
湧き上がってきた感情と対峙するには
いつもより大きな力を必要とします。
よって可能なら、セッションの後は
人に会ったり、どこかに赴くよりかは
1人時間を確保するのが、おすすめです。
セッションで気づいたことを、改めて考えたり
こころの内側から湧き上がってきた思いに
いつも以上に寄り添ってみて下さい。
大切な気づきや理解は
静かな1人時間から、浮かび上がってきます。
②願望のみを追わない
私たちは、意識的にも無意識的にも
多くの願望を持っています。
たとえば恋愛の場合、相手が善良な人間であり
関係が上手くいくよう願うため
その願望を補強し、肯定してくれる意見を
無意識的に求める傾向があります。
ですがカウンセリングで自分の願望と
相容れない意見に直面した場合。
おびやかされた願望と、精神の安全を守るため
自分の願望を肯定し、励ましてくれる
カウンセラーに出会うまで
どちらかと言えば依存的な形で
様々なカウンセリング/セッションを
追い求めてしまうケースがあります。
勿論そういった経験から
学ぶものもあるかもしれませんが
こういった状況で大切にしたいのが
オーラソーマ・93番ボトル
「ヘンゼル」のメッセージです。
「今の自分の姿を、はっきりと見ること」
このボトルは「ヘンゼル」といいます。
このボトルは
自分の願望のみに浸り続けるのではなく
自分が受けとめようとしていない
「影の部分」を含め
「今の状況と自分を
しっかり見つめなければならない」
という若干、耳が痛い
けれど核心をつくメッセージを伝えています。
自分を肯定してくれる優しい言葉は
束の間の安心感を与えてくれますが
当人の意識が根本的に変わっていないなら
もちろん現実は変わりません。
心理系のセッションを受けるのは
他者からの一時的な肯定や、共感が欲しいから?
それとも今後の自分に働きかけるため?
表面的な願望に惑わされず、自分にとって
本当に帰着すべきビジョンを意識しましょう。
③カウンセラーを権威にしない
「カウンセラーやセラピストに
こう言われたから大丈夫」
「彼らがああ言ってたから、難しいのだろう」
など、心理的なセッションを受ける際は
どちらかというと、クライアントさんが
受け身の立場をとる場合が多いです。
けれどカウンセラーを絶対的な権威にせず
「自分主導の感覚」を持つことは大切です。
現在、数多くの心理的なセッションが存在し
中には短期で資格がとれ、セッションを施す側に
即、回れてしまうものもあります。
そういった状況下では、カウンセラーが
- あまりに個人的な信念や
- 考え方の癖
- 自分の問題などを
無自覚にカウンセリングに持ち込みながら
その状況に気づく意識が
抜け落ちているケースは多々あります。
悪気はなくとも、カウンセラーのあまりに
個人的な意識に覆われたカウンセリングによって
傷つけられてしまった人々の声は
残念ながら、よく聞きます。
心理系セッションを施す側にも、勿論
カウンセラーとしての初期ステージがあり
経験値が浅くとも、実際の臨床に
真摯にぶつかっていくしかない期間はあります。
また自分自身の内面の問題から
完全に解放されたところで
カウンセリングをできる人間は皆無でしょう。
ですがカウンセリングを施す側の人間が
- どんな意識で仕事に向きあってるのか
- 療法家として以前に
人として共感できるか - 社会常識は持っているか
などは意識してみましょう。
もしカウンセラーに
腑に落ちない言動があった場合、相手はそれを
- 個人的な感情から放っているのか
それとも - 言葉の厳しさはあっても
療法家としての洞察を示している
など、相手の言葉を鵜呑みにするのではなく
自分なりの判断を持ってください。
ですがここが少し難しいところで
判断を下す際、先程の「ヘンゼル」に然り
自分にとって都合が悪そうだからといって
遮断しすぎないよう、全体感をもって
カウンセラーの言動を見つめましょう。
個人的な話になりますが、私個人は
- 臨床心理士/公認心理士
- 上記の国家資格はないが
臨床心理士から心理療法を5年以上受けた
民間のプラクティショナーから
教育分析(※)として
長期の心理カウンセリング/心理セッションを
受けています。
※教育分析=カウンセラー自身が、心理療法を受けること
私を担当してくれた
国家資格を持つ心理士も、民間の療法家も
自分自身が教育分析を受けた経験から
クライアントの置かれている状況を
身をもって理解し
自分がすべきこと・すべきでないことを
考え抜きながら、セッションに向き合う
真摯さがありました。
個人的には、カウンセラーから
教科書通りの定説を、一方的に押し付けられたり
表面的な励ましに終始されるより
カウンセラー自身が、心理分析の実践を通し
自分自身としっかり向き合っていて
精神世界と対峙する厳しさや
痛みを知っている。
そしてその経験から滲み出てくる
冷静さと配慮の方が、支えになりました。
こころの不調が増え続けている現代では
心理系の国家資格がなくても
クライアントさん親身に寄り添う
民間のカウンセリングは支えになります。
たった1日でも、数10分でも
誰かに話を聞いてもらうだけで
大きな救いとなる方はいるからです。
ですが
- うつ症状や
- 投薬を伴う精神疾患がある方
- PTSD、トラウマによる心身の
ストレス症状を発症している方 - 重度の依存症状をお持ちの方は
かならず精神科や心理療法士、公認心理士など
国家資格のある専門家から
カウンセリングを受けてください。
関連サイト
最後に、オンラインコース
- 1人時間を持つ
- 自分の願望のみを追わない
- カウンセラーを権威にしない
以上が、心理系カウンセリングを受ける際に
意識したい点でしたが
カウンセラーの助言や指導によって
人生が変わる訳ではありません。
そして誰かに与えてもらう指示に
盲目的に従うことが、ゴールではないはずです。
自分で、人生を創る力を育む。
その力を育てる道の1つに
心理系セッションはあります。
自分の思いを誰かに聞いてほしいけど
いきなり対面は緊張する。
うまく話せるか、こころもとない方は
自宅で行う、オンラインコースをどうぞ。
ゆっくりと時間をかけながら
カウンセラーと共に、人間関係と自分自身を
見つめる機会を持つコースです
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